単身アメリカ旅行!! 完全版
無知のアメリカ挑戦
第一章 Kwanとの旅
旅の始まり
**守り神にさようなら**
旅の始まりは3月1日。我が部屋の守り神、新垣結衣様にあいさつをし家を出ました。魔人族が現れた時はパージと叫んで浄化してくださいな。
まずは羽田空港に行く飛行機に乗るために神戸空港へ。飛行機には乗ったことがあったので、特に困ることもなく、羽田空港に到着。
**Wifi受け取り**
神戸空港からの便を降り、到着ロビーをうろうろしていると看板発見。
簡単な看板ですが結構分かりやすく、すんなり受け取ることができました。
**両替**
時間があったので、いろいろ見てみました。
その日のレート(We Sell、SELLING RATEを見ます)を見てみると、
MIZUHO銀行 112.15
SMBC 112.20
SBJ銀行 115.51
でした。MIZUHO銀行にします。
200ドル(約20000円くらい)くださいとお願いします。
We Sell が112.15、つまり店側(We)が1ドルを112.15円で売りますよ(Sell)ということ。
僕の立場からすると、20ドル買うのに 112.15×20=22430円 払うとなります。
もしSBJ銀行を使うと、 115.51×20=23102円 となります。
670円の差があります。昼ご飯食べれるぐらいの値段です。
ただ、このレートは日によって変動するので、利用される方は利用日に自分で調べるか、空港以外のよりレートのいい場所で換金するなどしていただいた方がいいと思います。アメリカはクレジット社会なので現金を使う場面はほとんどありません。
**準備完了。いざアメリカへ**
羽田空港からは、飛行機好きの僕が楽しみで楽しみで楽しみだった長距離便。
デルタ航空、Boeing 777-200ER!!今回は運よく [Delta Confort +] という、普通の席よりも座席幅が広い席を安くで買えました。おそらくデルタ航空がセールか何かをしていたのだと思います。(Skyscannerのプライスアラートを設定しておくと、価格の変化を教えてくれるので便利です!)
画像だと少しわかりにくいですが、結構広々してました。アメニティ(枕、スリッパ、アイマスク、耳栓、歯磨きセット、ブランケット)と水が置いてありました。
ー離陸後の流れー
おしぼり配布 ー> ウェルカムドリンク ー>機内食 ー(数時間後)ー>おしぼり配布 ー>軽食
まず、ウェルカムドリンクがおいしかった!ピーチベリーニというフルーティーな微炭酸カクテル。お酒が苦手な方でも飲めると思います。
そして機内食!前菜2種 メイン2種からそれぞれ1つを選ぶスタイルでした。前菜は生ハムとモッツアレラのサラダ、メインはかつ丼(腹減ってた...)を注文。アイスのハーゲンダッツまでしっかり完食。
映画を見ご飯を終えなんやかんやしているうちに着陸2時間前。再びのおしぼりと朝ご飯的な立ち位置の軽食が運ばれてきました。クロワッサン生地のパンにたまごとハムが挟まれていてこれもおいしかったです。
そうこうするうちに無事Los Angeles空港到着~。
が、ここで問題発生!!!
ESTAがうまくいっていない的なエラー...
もしやこのまま入国できずに日本に送り返されるのか? 焦りました。
「ESTA手続きができていることを証明するような紙」が出力される機械が入国審査のところにあったんです。パスポート挿入して紙が出てきたと思ったら、思いっきり×が書かれていました。とりあえず約40分ほど並びました。
緊張の瞬間。パスポートと思いっきり×の書かれた紙を入国審査官に渡します。
審査官「目的は?」
僕「旅行です」
審査官「いつ帰る?アメリカは初めてか?」
僕「3/21です。はい」
審査官「一人で旅行するのか?」
僕「はい。」
審査官「(お前ほんまか?みたいな顔) Ok 」
Okなんかい!!って言いそうになりました。
結構焦りますが、大丈夫なようですので皆さんご安心ください。
アメリカ上陸
**2020/3/1**
合流予定だったKwanとも無事合流でき、旅を開始しました。
注意ポイント
アメリカではUberをめちゃくちゃ使います。事前にアプリをとっておきましょう!
ホテルまでUberを使いました。InterContinental Los Angeles Downtown 到着!
友人のKwanはアメリカのホテルで働いるらしく、社割を使いいいホテルを予約してくれました(泣)本当にありがとう!
Los Angeles滞在が2日しかなかったこともあり、到着日からバシバシ観光します。
少しでも全体像を分かっていただくためにLos Angelesの地図を載せておきますね。
「案外近いんだな。歩いて回れそう!」と思ったあなた。無理です。日本の地図のイメージは捨てましょう。アメリカは広すぎます。Uberの登場です。ホテルからハリウッドまでは車で20~30分でした。
ハリウッド無事到着~!!
と思いふらふら歩いてると
到着後すぐにやられかけました!!
だめだとは分かっていたんですけど... 道にチューバッカがいたんです。
スターウォーズの毛むくじゃらの動物みたいなやつです。案の定声をかけてきました。
毛むくじゃら「Hey 写真撮っていいよ!」
僕「ありがとう! パシャ!」
毛むくじゃら「ツーショットも撮ろう」
僕「ありがとう! パシャ! じゃあね~」
毛むくじゃら「ちょっと待て! 20ドル」
僕「? (スターウォーズの世界でもドルなんや......)」
毛むくじゃら「写真撮っただろ!!!」
僕「チップとして2ドルあげるよ」
毛むくじゃら「20ドルしか受け取らん!早く!」
最強の戦士Kwan登場「待ちな!20ドルなんて高すぎる!2ドル以上は払わん!」
毛むくじゃら「20ドルだ!!」
Kwan「Ok. 写真全部削除してやるよ、それでいいだろ?」
毛むくじゃら「...」
Kwan&僕 写真消す。
毛むくじゃら「Fuck !!」 どっか行く
ちょっとテンション下がりましたね。さすがに20ドル(約2000円)はちょっと...という感じでした。ただ、あのタイミングでKwanがはっきり言ってくれてなかったら、しぶしぶ払ってしまっていた気がします(笑)学びました!
おそらくですが、日本人って見るからに観光客だし、何となくガード緩そうに見えるんでしょうね。見つけた瞬間声かけてきます。(他の所でもそうでした) 対処法は簡単。完全無視 or 焦点の合っていないヤバそうな人感を出す しつこくは追ってこないのでそれだけで十分です。
気を取り直してHOLLY WOOD楽しみました!ハリウッド、よかったです!
街を歩くと、ユニバに来たような感覚になります(笑)チャイニーズシアターやオスカー像があって、歩いているだけで楽しい!
アメリカ旅を終えてから振り返ってみると、ハリウッドのお土産屋さんが一番テンションが上がっていた気がします。グッズの種類が豊富でしたし、オスカー像の置物(5ドルぐらい)もありました。
ハリウッドマークの写真もしっかり撮ってこの日の観光終了。一日目充実でした!!
注意ポイント!!
HOLLY WOODマークの写真を撮りに行く際、Uberを使いました。行くときはよかったのですが、帰るとき、Wifiがうまくつながりませんでした。Kwanがいたので問題なく帰ることができましたが、行かれる方は気を付けて下さい。少し山を登ったところまでいかないといけないので電波が悪かったんだと思います。
**2020/3/2**
一夜明けたこの日、この日のメインイベントは BEVERLY HILLS !!
が、その前にホテル周辺をうろうろしました。Kwanが「I wanna go to a Bookstore」なんて言うもんですから、本屋?と思いながらついていきました。一人だったら絶対通らないだろうなという道をてくてく歩いていると、、、 左手に突然現れたんです。予想をこえる本屋が!
その名も「The Last Bookstore」
外観は本屋に見えません(笑)おしゃれすぎる...
中に入るとこれまた驚き!あらゆる本が所狭しと並んでいます。そして遊び心満載のオブジェ!こんな本屋が日本にもあったら楽しいだろな...
ちょうど読書熱が上がってきていたタイミングだったので、最高でした!!
もっといたかったのですが、時間がなかったのでしぶしぶ店を出ました(泣)
再びぶらぶら。少しおなかがすいてきたなと思い始めたころ、さすがはKwan様、これまたおしゃれなカフェ?レストラン?に連れて行ってくれました!
女性の皆さん、お待ちかねのスイーツですよ!!
名をば、「RESTAURANT GOURMET MARKET PATISSERIE」といいける。
店に入るやいなやカラフルなマカロンがお出迎えしてくれました。さらに奥に進むと「美しい」という言葉がお似合いのスイーツたちがこちらを見ていました。
スイーツに見つめられた僕は少し緊張し始めました。そもそも僕は、「おしゃれカフェのショーケース前童貞」です。日本でもほとんど行ったことがありません。童貞感丸出しでおどおどするしかありませんでした。しばらく見ていると、お優しい店員さんが注文を聞きに来てくれました。難しそうな名前を発音するという挑戦はせず、指でさして注文完了。店員さんありがとう!!!
ちなみに注文したのはこれ! どーん!!
おそらく発音できましたね。まあいいでしょう。
これがとてもおいしかった! アメリカのスイーツは基本甘い!というイメージだったんですが、このナポレオン君はちょうどいい甘さ。ラズベリーソースの酸っぱさも相まって最高でした! Kwanが食べているケーキ(写真奥)もおいしかった!!
頑張ってきれいに食べようとしました。でも、ミルフィーユみたいな感じだったんです。めっちゃ難しかったんです。ナポレオン君が無残な姿になってしまったこと、お許しください。ナポレオン君、君は決して悪くない。
しばらく食べているとKwanから衝撃の一言「Oh, I'm full. (おなかいっぱい)」
一人でむしゃむしゃ食べ続けるのも気が引けたので、「Me too」なんていいながらテキトーに話を合わせて持ち帰り戦法を発動しました。アメリカでは、料理の量が多いです。食べきれない分は持ち帰ることが前提なんです。店員さんに持ち帰りboxをもらい、店を出ました。ちなみに持ち帰りboxを英語でなんて言うかご存じですか?
"to go box"といいます。
ここのケーキ本当においしかったので、カフェ好きの方は言ってみてはいかがでしょうか。隣にレストランもありましたよ(そっちメインかもしれません)。
ポイント!!
飲食店に行くと、
「here? to go?」
と聞かれます。これは、「ここで食べるか、持ち帰るかどっち?」という意味。
to go という表現は日本ではあまり耳にしない気がします。いざ聞かれたときは落ち着いてどちらか答えましょう。上述しましたが、持ち帰りboxは "to go box" です。
見た目も味も最高なケーキを食べて、パワーアップ!!
この日のメインイベント BEVERLY HILLS(ビバリーヒルズ) に向かいました。またしてもUber。(ほんとにこれがなかったら移動大変だっただろうな...)
僕は豪邸を見るのが大好きなんです。芦屋の高級住宅街に行ったり、横浜の山の上の大きな家を見たり。そんな僕からしたら BEVERLY HILLS なんてテンションが上がらないわけがなかったのです。
Uberで移動中、ずっと窓の外を見てました(笑)だんだん道が大きくなり、道路の両脇にヤシの木みたいな木が生え始め、、、気が付けば高級住宅街というような落ち着いた雰囲気の街に入っていました。Uberから降り、うろうろ開始です。
大きな家の写真をたくさん撮りましたが、勝手に載せていいのかわからないので載せません、ごめんなさい。
写真みたいな道の両脇に大きな家が並んでいました。最高。Kwanに、大きいね~というとまたしても衝撃の一言「I don't think so.」 なんでやねん!でかいやんけ!
よくよくKwanの言うことを聞いてみると、なんでもこの日行ったエリアは、高級住宅街ではあるが真の高級ではないそう。そして、本当の豪邸を見たいんだったら、ツアーに申し込んだ方がいいといわれました。
すぐさま翌日のツアーに申し込みました(笑)ハリウッドスターの豪邸みたいじゃないですか! 真の豪邸は3/3に持ち越しました。
ビバリーヒルズをうろうろしてお腹がすいたので、またまたUberに乗って今度は「ザ オリジナル ファーマー マーケット」に移動しました。
このマーケット、古くからあり地元民にも観光客にも愛されるマーケットだそう!
実際行ってみると、理由が分かりました。東南アジアにありそうなフルーツの店、チーズのお店、ワインやワイングッズを売っているオシャレめなお店。比較的狭い範囲にいろいろなタイプのお店があってとても楽しいんです。もちろん屋台的なお店もあります。Kwanと、このマーケットいいね~!なんて言いながらぶらぶらしました。
ちなみにご飯はハンバーガーでした。食べた後に後悔するのにいつもスパイシーを頼んでしまいます。案の定後悔しました。(おいしかったですよ!(笑)) お口直しにアイス(カフェモカ味)もいただきマーケット堪能させていただきました!
時間がたつのは早く、気が付けば夕方でした。この日はサンタモニカに行って夕日を見る予定だったので少し急いで Uber 召喚!急いで向かいました。
サンタモニカ到着...............
正直に言います。間に合いませんでした。でも、きれいでしたよ!
無事サンセットを見ることができたであろう集団の流れに逆行し、桟橋を進みます。この桟橋がまた素敵。小さい遊具があったり、ゲームセンター(めっちゃ古い)があったり、レストランがあったり。お金稼ぎではあるのだろうが、桟橋で楽器を弾く人たち。すべてが合わさっていい感じの雰囲気を作り出していました!あとここ、映画「カーズ」のコンセプトになったルート66の終端なので、いい感じの写真も撮れました!
サンセットはまたリベンジしたいなあ...
この日の観光もべリグッ!って感じでした。
ホテルに着いたのはだいたい20:00ぐらいでしたね。Kwanとホテル屋上のバー(Spire73)に行くことにしました。もうね、ものすごいおしゃれでした(笑)
73階という意味わからんぐらい高いところにあるので夜景がきれい!本物の火がでてるインテリア。とりあえず外人ばっかりなのでそれだけでおしゃれに見える。
カクテルを注文。(名前忘れてしまいました...) 度数は高めなんだろうけど、甘いこともあってとてもおいしく飲めました!こんなバーが似合う大人になることを誓いましたとさ。
いい感じで酔っ払い、幸せな気分で就寝しました。。。
**2020/3/3**
この日は朝からいい感じに充実していました。理由は一つ。朝からジムに行ったから。ジムに行ったらすぐ報告してしまう人っていますよね。僕もそのうちの一人だったようです。インターコンチネンタルホテルのジムもまたとてつもなくハイクオリティでした。朝からエブリバディ・ゴー・ゴー・スッキリ~!
ということで、前日不完全燃焼に終わった豪邸。あれにけじめをつけるべくツアーに向かいました。
ツアーの集合は朝の9:00。朝早めでしたがKwanとともに無事集合場所に到着。黄色バスに乗ってツアー開始。豪邸に連れて行ってくれ!
ツアーは、前日にうろうろしたショッピングエリアから始まりました。町の建物の説明を聞きながら山の方に進みます。しばらくすると、見えました!崖の先端に堂々とたたずむ豪邸!(左の写真)イメージはですね、、、船首に立っている船長さんの感じ。たたずまいに気迫がありました。プールがあるのは当たり前!っといった感じにほぼすべての家にプールがあったように思います(笑)
写真の2軒以外にもいろんな豪邸を見ましたが、これほどの豪邸になると門と建物の距離が離れているものが多く、なかなか近くからの撮影はできませんでした...
ただ、僕は満足できましたよ!
このツアー、ガイドさんがよかった!ただ話すだけでなく、しっかり盛り上げてくれました。イメージはユニバの「JAWS」のガイドさん?(笑)
ガイドの問いかけにお客さんもきちんと反応していてアメリカ!って感じでした。
Bruno Marsが前住んでたよとか、ケイティーペリーがなんだとか(聞き取れませんでした)。よく分かりませんでしたがおもしろかった!!
約1時間30分ほどのツアー、凡人には想像もつかない世界を垣間見ることができました。
豪邸ツアーのバスの降車場所が前日訪れたお土産屋さんの近くだったので、再訪問しました。買うか迷っていたマグカップをお土産に買い、ハリウッド滞在終了~~!!ありがとう!
ハリウッド滞在終了と同時に、Los Angelesともお別れです。レンタカーを取りに、ロサンゼルス空港に向かいました。もちろんUberを使いました。レンタカー会社の駐車場には、車のランク ごとに車が停めてあり、予約の時に選んだランクのエリアの中から好きな車を選ぶというスタイルでした。大きなトラック的な車に乗ってみたいという思いもありましたが、ここは今後のことを考えてシンプルな車に。ちなみに選んだ車は、左側の写真の手前から2台目です。見えにくくてすいません!
レンタカーに乗り、車旅スタート!!
車旅スタートということで、全体のルートと訪れた日にちを載せておきますね。(スマホで見てくださっている方、写真を強く押すと拡大できると思います。)
3/1 3/2 ロサンゼルス観光(前回のブログ内容)
3/3 3/4 ラスベガス観光(今回のブログ内容)
3/5 Horseshoe Bend観光後、Page泊
3/6 Antelope Canyon、Grand Canyon観光後、Prescott泊
3/7 PrescottにてKwanと別れる。第2章に続く。
まずは、海岸線を通ってMalibuに行きました。(3枚目の地図を参考にしてください)
カモメにあいさつをし、大きな門をくぐって桟橋を進みました。
桟橋の奥にはすてきなCafeがありました!
Malibuはサンタモニカほど大きくはありませんでした。ただ、いい意味で観光客向けのスポットがないことやセレブが住んでいるエリアということもあり、とても落ち着いた雰囲気。サーフィンしているイケメンたちを見ながら、ビーチで寝ている美女をチラ見して鼻の下をのばしながら、久しぶりのビーチを楽しみました。3月初めだったのでまだまだ肌寒いイメージでしたが、暑かったです!!
Malibuの後は、いよいよ眠らない街 Las Vegasに向け出発!!
この後悲劇が起こることなどつゆ知らず.......
Las Vegasを出発してすぐに渋滞に巻き込まれました。。。
渋滞に巻き込まれてから何分経っただろう。気が付けば日は暮れ、星々がすでに明かりを灯していた。郊外へ向かう道に入る。終わりの見えない渋滞からの逃亡。車は徐々にスピードを上げていく。ハイウェイ全体の流れが 30km/h に達した時、前方でブレーキランプが光る。また渋滞か... Kwanが慌ててブレーキを踏み、車を止める。スマホなんて見ていたら止まれなかっただろう。そんなことを考えた瞬間。「ドン!!」後方からただ事ではない音が聞こえたと同時に、体がシートベルトに押し付けられる。何が起こったのか。僕が後ろを向く前に、運転席のKwanが「Fuck!」と叫ぶ。あぁ、そうか。理解した。今頃後ろの車の運転手は何を考えているのだろう。心の底から我々を心配しているのか。はたまた自分の運転を後悔しているのか。どちらでもよい。Kwanが震えた声で警察と電話を始める。ハイウェイのど真ん中に止まった2台の車がすでに新しい渋滞を生み出し始めていた。いやな気分だ。しばらくして後ろの車から男が出てきた。40歳手前ぐらいだろうか、周囲を気にしながらこちらへ駆けてくる。
「Are you Ok ?」
事故直後に加害者が被害者に最初にかける言葉としては合格といえる。物腰の柔らかい彼の声は、これ以上のトラブルは起こらないだろうという安心感をこちらに与える。彼の声に答える。
「Ok.」
彼は少し安心したようだ。 遠くからサイレンの音が聞こえてきた。警察のお出まし。一般人にとっては非日常な出来事も、警察にとっては日常なのだろう。我々とは対照的に、いたって冷静な様子で車を路肩に誘導し始める。まるで川の流れをせき止めていた石を取り除いた時のように、ハイウェイの流れが勢いを取り戻す。ハイウェイはこうでなくては。
その後のことはよく覚えていない。ネイティブたちの真剣な英語に圧倒され、気が付けばKwanが再び車を走らせていた。近くの空港で車を変えてもらえるということだった。 何もできなかった。ひとたびアメリカに出ればまるで赤子のような自分を情けなく感じた。気を紛らわそうと空を見上げる。星は数分前にもまして明るく輝き、われわれの行く先を照らしていた。まるで二度と事故が起こらないようにと力を貸してくれているようだった。
はい!! ということで説明形式の文章に飽きたので小説風に書いてみました。調子に乗りました。。。
簡単に言うと、後ろからぶつけられたんです。幸いKwanも僕もけがはなく、完全に止まっているところにぶつかってきたので、100%相手が悪いということでした。
写真をご覧ください。
おい、そこのナンバープレートを隠している雲、なに笑っとんねん!!という感じですよね。Las Vegas までまだ2時間ぐらいかかる場所でしたし、Kwanは泣きそうになるし、もう大変でした。ただ、来てくれた警官がイケメンでとても親切で説明が分かりやすかったので次第に落ち着きを取り戻しました。結局近くの空港に行き、代わりのレンタカーを貸してもらうことに。警察を呼ぶような事故の一発目がアメリカ。なんだかすごいですね(笑)
レンタカー会社の方の対応はとてもスムーズで、保険会社への連絡等もやってくれると言っていました。(僕が運転していたわけではないので、詳しくはわかりません。)
新しい車に乗り換えることができたことだし、気を取り直して出発! と思いきや、なぜかKwanが悲しそうな顔をしていました。どうしたのか尋ねてみると、「事故にあった車、めっちゃ新品やったんやで。それやのにあんな事故にあってもて... ほんまに気の毒やわぁ。もっと走れたはずやのに...」どうやら事故にあってしまった車のことをかわいそうに思っていたようです。そっちかい!という感じでしたが、Kwanのやさしさを感じました。
さぁ、Las Vegas へ向かいましょう!!。
合計約4時間30分の運転の末、ようやくラスベガスに到着しました!あたり一面砂漠に近い景色の中に突然ラスベガスだけが現れるといったイメージ。
この日はいろいろあって疲れていたこともあり、ホテルに直行しすぐに就寝。眠らない街でしっかり眠りました。
ポイント!!
・レンタカーを使うとき、多少お金がかかっても保険は入っておきましょう。何が起こるかわかりません。
・長距離ドライブの際はお菓子屋や飲み物の準備をきちんとしておいた方がいいかもしれません。日本と違いサービスエリアなどがないため、何か買いたい時、一度ハイウェイをおりなくてはいけません(ハイウェイは無料)。渋滞にも注意が必要です。
**2020/3/4**
ラスベガス観光!の前に、この日は Hoover Dam に行きました。ラスベガスから車で約40分ほどのところにあります。トランスフォーマーの映画で出てきたことで有名なこのダムですが、トランスフォーマーファンでなくてもぜひ行ってほしいスポットです!めちゃくちゃくちゃくちゃというぐらいくちゃくちゃに大きかったです!!!こんなダムを見てしまったら、日本のダムを見ても感動しなくなってしまうんじゃないかと思うほど。内部見学ツアーにも参加し、Hoover Dam自体のすごさだけでなく、それを作った方の苦労や、技術の高さまで知ることができました。人間ってすごい,,,
ツアー終了後は、Hoover Dam にあったレストランでホットドッグを食べました。緑色の小袋に入ったソースが、ピクルスのような味でとてもおいしかったです!Hoover Dam特製ホットドッグを注文すると、記念のステッカー(左写真奥)がもらえます!あと、店員さんに「Good choice.」と言われます(笑)
想像以上だったHoover Dam見学後はいよいよラスベガスです。最強の友人Kwanは昔ラスベガスのホテルで働いていたらしく、車で移動しながら無料ショーの案内、初心者でも入りやすいカジノや見た方がいい建物などいろいろ教えてくれました。Kwan様、どんだけ最強やねん! この日、Kwanは旧友に会いに行くということで、アメリカに来て初の一人観光となりました。観光を開始したのは午後4:00ごろ。まずは歩いていろいろ見てみました。(ちなみに僕が行ったのは、ラスベガス ストリップというエリアです)
つべこべ言わず、一気に見せましょう!ドーン!!
え、エジプト? いや、ニューヨーク? ちゃう、パリ? といった感じですね(笑)
各エリアに、コンセプトが決まっているようで、少し移動するだけで、全然違う雰囲気になります。パリエリアに関しては、建物の中に船が通っていました... Kwanに教えてもらった建物やカジノを見ていると気が付けば日が暮れ、すっかり夜のラスベガスになっていました。写真を撮ればお金を求めてくる、いわゆる「ロサンゼルスのチューバッカ系コスプレ美女」を眺めながら歩いていると何やら人だかりが。これはもしや、Kwanが言っていた無料ショーでは?と思い、待ってみました。数分後、、、音楽とともに噴水が上がり始めました。そうです、あの有名な「ベラージオの噴水ショー」です。音楽のリズムに合わせてあがる噴水は、ライトアップされとてもきれいでした。噴水の上がる高さがもの凄い。横幅がもの凄いもの凄い。夜は15分おきに開催されるなんてもの凄いもの凄いもの凄い。もの凄い。さすがはラスベガスといった感じでした。せっかくなので無料のショーをもう一つご紹介します。
おいらはボイラ MIRAGEのボイラ 知ってる人は知っている。知らない人は覚えてや~の「MIRAGE(ミラージュ) 火山噴火ショー」 ベラージオの噴水ショーに負けない大迫力の火を使ったショーです。火山噴火の前兆のようなbgm(鳥や獣の鳴き声)が流れ始め、ショーがスタートします。実際に見てみると、火の 量?大きさ?がこれまた想像以上で、道路を挟んだ位置から見ていても火の熱さを感じました。 ベラージオの噴水ショー同様、ぜひ見てほしいショーです!!
無料ショーを見終え、いよいよ僕の中で絶対にやる!と決めていた、あることに挑戦することにしました。そう、カジノ! 韓国に行ったとき、一度だけ友人とカジノに行きました。ただその時は、ルーレットで赤が出るか黒が出るかの2択を選んだだけで、カジノに行ったとは言えない内容でした。なので今回は何があってもカジノだけは挑戦してやると決めていたのです。この日のためにブラックジャック(カジノのゲームの名前)のスマホアプリで練習をし、準備していました。ブラックジャックのルールは分かった。後はテーブルでのプレイ方法を学ばなくては。意を決してフロアのスタッフに自信なさげの声で聞いてみました。
僕「Excuse me. I wanna play casino, so could you teach me how to play it. 」
スタッフ「... (はい?って顔)」
僕「Ok, sorry」
気が付けばホテルの部屋のベットに座っていました。きらびやかな空間にいるのがつらかったのです。とてつもない孤独感。。。緊張で声がつまりうまく話せず、言い換えてきちんと伝える英語力もなく、完全に敗北でした。思えば、ラスベガスの街を一通りうろうろしましたが、一人で来ている人などほとんどいませんでした。みんな友達と楽しそうにしたり、一緒にカジノをしている隣の人と話したり。自分だけが孤独な感じ... おそらくスタッフの方も悪い人ではなかったんだと思います。ただ、カジノのやり方も知らない、英語も話せない人が一人でラスベガスでカジノをしようとしている状況が今までなかったのでしょう(笑)
いつもの僕なら、何となく理由をつけて自分を納得させ、部屋でテレビを見ていたと思います。しかし、このアメリカ旅行はそもそも 挑戦 というテーマから始まったもの。ましてやカジノは絶対にやると自分で決めていたこと。うじうじ言って諦めるわけにはいきませんでした。おケツをベットから引きはがし、再びきらびやかなカジノの世界に戻りました。(偉そうなこと言いましたが、テーブルカジノは諦めました(笑)また誰か一緒に挑戦してください。)少し挑戦ランクを下げ、マシーンでブラックジャックをすることにしました。マシーンを探していると、ありました。よかった。雑念を捨て心を無にし、10ドル入れました。スタート! いざ始めてみると、面白いもので、孤独感は消え自分もカジノを楽しんでいる人たちの中の一人という感覚になりました。調子に乗って、Corona Beer も飲みました。(Coronavirus による売り上げ不振に貢献しておきました。)カジノでは、飲み物がタダなんです。持ってきてくれるお姉さんにチップを渡すだけで大丈夫です。(僕は1ドル渡しました) ビールを飲めばこっちのもの。周りのことなど気にせず、楽しむことができました。
カジノ内は基本撮影禁止のため、写真はありません。コロナビールの上にささっているのはライムです。
忘れていました。肝心のカジノの結果。
結果は、、、、20ドル(2000円)負けました(笑)
カジノを終えたときすでに深夜の1:00ごろ。マシンでプレイしていたこともあり、少額でも長時間楽しめました。
このラスベガス、いろんなことを感じました。けど、よかった!!
夜中まで一人でカジノを楽しむことができたという謎の達成感に満たされ、部屋に戻っていったとさ。
**2020/3/5**
カジノとの戦いから一夜明けた3月5日。この日も、ハリウッドやロサンゼルスに勝るとも劣らない素晴らしい予定を入れていました。そう、Antelope Canyon と Horseshoe Bend!!
アメリカ旅行の計画をしていた時にGoogleで見た写真に感動して、絶対に行きたいと思っていた場所です。ラスベガスにさようならを言い、出発。しかし、、、
Warning Warning!! 問題発生 ブ~ブ~!!
荒野を爆走中、Antelope Canyonツアーに遅刻することが判明......
アメリカは広いですよね。当然東海岸と西海岸では日の入りや日の出の時間が異なるわけでありまして、つまるところ何が言いたいかと申しますとですね、
ラスベガスのあるネバダ州とAntelope Canyonのあるアリゾナ州に1時間の時差があったのです。
盲点でした。サマータイムになると、ネバダ州だけ1時間進むらしく、結果的に時差はなくなるそうです。トランプさん、ややこしすぎやしませんか??この日はまだサマータイム期間に入っていなかったので、ネバダ州で12:00だとすると、アリゾナ州では13:00。ツアーに間に合うと思っていたら余裕で遅刻の時間でした(笑)
幸いキャンセル料無料のツアーだったので、翌日の朝一のツアーに変更してもらいました。よかった...
ここで、「レンタカーで行ってるのに、ツアーに申し込む必要あるの?」と思った方がいらっしゃるかもしれませんのでご説明いたします。Antelope Canyonのある場所はNavajo (ナバホ)族の土地で、今でもNavajo族が管理しているそうです。Navajo族にとっての聖地にお邪魔するという形ですので、彼らがガイドを務めるツアーに参加しなければAntelope Canyonには入れないのです。そんなこと、僕も知りませんでしたよ(笑)前日に慌てて予約したとかいうことは内緒です。焦った,,,
ということで、Antelope Canyonは翌日に持ち越しました。トラブルをうまく切り抜けると、トラブル前より気持ちがハッピーになるもので、時間もあることだし別のところ行ってみるか!ということで訪れたのが 湖!(ふらっと立ち寄ったので名前忘れてしまいました)
ずっと荒野を走っていたので、湖は驚きました。そして、異常に大きい(笑)
Antelope Canyonツアーに間に合っていれば訪れることがなかったであろう湖に縁を感じつつ、次の目的地 Horseshoe Bendに向かいました。サンタモニカでサンセットを見逃した我々は、Horseshoe Bendではサンセットを見ると誓っていました。pm 6:40が日の入り。pm 6:00 頃に無事到着。駐車場に車を停めてから、小道を5分ほど進みます。
写真のような道を進んでいくと、突然現れます!こんな風景が。
小枝所長が思わず「これなんですの~」と叫んでしまいそうな絶景!!写真では伝わりにくいのですが、本当に大きいです。次の写真を見てください。
丸印を拡大したものが右の写真になります。金色っぽい屋根のようなものがあるのがお分かりいただけるかと思います。おそらく何かの建物の屋根だと思うのですが、それがこの小ささです。Horseshoe Bendの大きさが少しは伝わると思います。個人的には翌日に行ったグランドキャニオンより感動しました。柵がなかったのが怖かったですが、だからこそ自然の絶景のすばらしさを感じることができたように感じます。
一人で来ていたお姉さんかっこよかったなぁ...
この日は活動開始が遅かったことと車の移動時間が長かったことが重なり、観光はあまりできませんでした。なので、晩御飯について書いておきます!アメリカに来てからというものファストフード率が非常に高く、パン以外のものが食べたい!と感じていました。そこで選んだのが Tacos のお店。
日本でいうお通しのようなものでしょうか。テーブルに座るとタコスチップスとサルサソースを持ってきてくれました。僕はあまりパクチーが得意ではないんですが、このソースはパクチーの加減がちょうどよくて、おいしかったです!
料理は、お米と豆のペースト、タコス、ひき肉を包んだもの、豆のペーストが入ったパイのセットを注文しました。
お米が食べられる幸せに浸りながらひたすら食べました。量多かった... 味はとてもおいしかったです。ただ、豆のペーストは日本人にはあまりなじみがない気がします。食べながら、苦手な方もいるんじゃないかなと思いました。お店の雰囲気や店員さんの対応が明るくてとても楽しく食事できました。満腹。
この日はこれにて終了。おやすみなさい。
**2020/3/6**
おはようございます。おはようございます。おはようございます。この日はホテルの無料朝食を食べて、朝から元気!!Antelope Canyonツアーの集合時間が朝の7:00だったのでいつもより急いでホテルを出ました。朝日を浴びながら駐車場到着!
看板にNo Credit or Debit Cardと書いてありましたが、予約している場合は使えるそうです。(ツアー会社によって異なる可能性があるのでご注意ください) 駐車場からAntelope Canyonの入口までは少し距離があり、写真のような車に乗って移動しました。(Navajo族のガイドの方が運転してくれます)
しばらくすると、Antelope Canyonの入口到着です!!
ほんとうにちいさな岩の割れ目のような入口。わくわく。Navajo族のガイドの方から、いくつかの注意に関するお話の後、Antelope Canyonにお邪魔しました。写真から行きましょう!ドーン!!
(スマホで撮影した写真をLine経由でパソコンに取り込んでいるため、少し画質が悪くなっています、すいません。)
(Navajo族の方から、iphoneのカメラの設定をビビット(暖かめ)にすると綺麗と教えてもらったので、その設定で撮影しました。写真の色は、実物より少し鮮やかな気がします。)
このAntelope Canyonは鉄砲水などの「水」によりできたもので、その証拠として、Canyon内には流木が挟まっていました。過去には鉄砲水で命を落とした人もいるようです。周りの荒野の景色からは全く想像できませんでした。中を進んでいくと、途中少し開けた場所があり、ガイドの方がNavajo族の楽器(笛のようなもの)で演奏をしてくれました。神秘的な空間に響く透き通った音色。とてもよかったです!!
念願の Antelope Canyon、満喫できました!
ポイント!!
・Antelope Canyonに参加する際ですが、朝一のツアーがいいんじゃないかなと思います。Canyonの終端から元来た道を戻る際、すでにたくさんの観光客が来ていました。朝一に訪れた時の静けさはなくなっていたため、ゆっくり写真を撮りたい方や静かな雰囲気を楽しみたい方は朝一のツアーをおすすめします。
・また、Googleで調べるとCanyon内に光の柱が差し込んでいる画像が見つかると思います。あの風景は夏ごろの太陽が高い位置に来る時期でないとみられない光景だそうなので、お気を付けください。
ツアーが終わったのが朝の8:00。Grand Canyonに向かいました。約2時間ほどのドライブで到着。
いつも通り写真から!ドーン!!
規模が大きいですね。Grand Canyonはとても広く、一か所行ったら車に乗って5分移動して別の場所にいくという感じでした。合計5か所ほどの写真スポットがありました。スポットごとで見える景色が変わるので飽きることなく楽しむことができましたよ。トレッキングもできるそうなので、両脇絶壁の道をひたすら歩いてみるのもいいかもしれませんね。
一つだけ不満があるとするなら、写真のリス。
立って両手をあげ、食べ物をねだる。美女たちが「かわいいかわいい」と盛り上がる。。。 あぁ?俺もやってやろうか、ちきしょう! 冗談です、すいません。不満はございません。
アリゾナやネバダをドライブ中、大きな岩やCanyonをたくさん見ていましたが、Grand Canyonは別格でした。かわいいリスも含めて最高のGrand Canyon観光でした。帰り道には、牛?のような動物がいました。イエローストーン国立公園にはたくさん動物がいるそうなのでまた行ってみたい。
ということでGrand Canyon終了~。この日もリッチな晩御飯を食べたので紹介します。晩御飯は、、、アメリカに来たら食べたいものランキング4位ぐらいにはランクインしそうなあれ、ステーキです!訪れたお店は「TEXAS ROADHOUSE」
お客さんはたくさんいましたが、特に待つことなく席に座ることができました。ナッツとパンが食べ放題でした(写真撮り忘れました...)。 Kwanと僕はそれぞれステーキプレートを注文、KwanはさらにShare用にポテトを注文しました。食べれるのかな。迫りくる「Oh, I'm full. (おなかいっぱい)」の恐怖。ポテトが来ました。想像以上にボリュームがすごかった。。。やばい。。。
上にチーズがかかっていておいしかったです!横にあるのはサワークリームです。
このポテトが来てからステーキが来るまで少し時間が空きました。その間に、食べたポテトが満腹中枢を刺激し始めます。20分後ぐらいでしょうか、ステーキ到着!!
おいしそう!さぁ食べよう。そう思った時、Kwanが動きません。あぁ、、、恐る恐る尋ねます。
僕「Are you full?」
Kwan「Yes. I can't eat」
僕「...」
予想が当たってしまいました。僕は、待たせている感があるので、一人で食べるのがあまり好きではないです。できれば一緒に食べてほしかったのですが、仕方ありません。一人で思いっきり味わいました。
やはり肉はおいしい!!全然固くなく、ボリュームはありましたが完食できました!ポテトはサワークリームとバターの味付け。これもおいしい!!エビはガーリックが効いていてサクサクのトーストとの相性抜群!どれもとてもおいしかったです。ひとつだけ、お米の味付けが少し塩辛かったです。Kwanに聞くと、アメリカでお米を頼むと味付けしてあるものが多く、それらのほとんどが塩辛い味付けだそうです。塩辛さは多少ありましたが、味はとてもおいしかったのでこれも完食。Kwanのステーキセットと余ったポテトは持ち帰りました。持ち帰りシステム、食べ物を捨てる回数が減りそうでいいなと思いました。
よくよく考えると、これがKwanとの最後の夕食でした。おいしいステーキ、最高の食事でした!
明日はKwanとの別れの日。本当にありがとう(泣)
**2020/3/7**
Prescottのホテルを離れ、次の友人Trevisとの合流地「Embry-Riddle aeronautical university」に向かいました。
思えばアメリカに来て1週間、いや、アメリカに来る前からKwanには本当にお世話になりっぱなしでした。IELTSのスピーキングテスト勉強に電話で付き合ってくれたり、アメリカ旅行計画のアドバイスをくれたり。いろいろ感謝するところはありますが、一番ありがたいなと感じたのは、ホテルのチェックインや料理の注文の時。「私は助けないから、あなた一人でやりなさい。英語が聞き取れなかったらゆっくり話すようにお願いすればいいから。」とあえて突き放してくれました。アメリカの母(泣)いつかKwanと英語で冗談を言って笑いあえるようになりたいなと思いました。いや、なります!!
個人的な気持ちをべらべらと書き連ねてしまいましたm(__)m
無事合流地到着。Kwan、さようなら。
第一章 完
第二章 Trevisとの旅
**2020/3/7**
アメリカの母Kwanと別れ、Trevisと合流しました。Trevisとは、大学のプログラムの一環で彼が僕の通っている大学に来た時に知り合いました。日本とHONDA(KEISUKEではなく車)が好きなやさしいTrevis。彼の通っている大学を見学して、しばらくPrescottに滞在したいというと、わざわざ予定をあけてくれました。本当に人に恵まれてる(泣)
Prescottに滞在することにした主な理由は、trevisも通う航空系の大学「Embry Riddle aeronautical university」を見たかったからです。パイロット養成コースから、工学系までいろいろそろうこの大学はアメリカの航空系大学でも非常に優秀だそうで、ぜひ一度見てみたかったんです。Trevisに大学を案内してもらいました。
建物の中にヘリコプターや人力飛行機のようなものが吊ってあったりと、とてもユニーク!僕が訪れた日はちょうど大学の休み期間だったため、授業に潜ることはできませんでした(泣)航空系の学部だけであの大きさと考えると、やはりアメリカはすごいんだなと感じました。
大学見学の後はもう一人の友人Erikと合流し、3人でWalmartという大型スーパーに行きました。
アメリカでは超有名なスーパーだそうです。店内にはいろんなものが売っていました。食料品、おもちゃ、工具などなど。コーナンに食料品売り場をつけちゃいました!といった感じ。Prescott滞在中の食料を調達しました!
Walmartでの買い物を終え、Erikの家へ向かいました。どうやら彼の家がみんなのたまり場のようです(笑)Erikの家に向かう途中、驚きの発言がTrevisから飛び出しました。
「Do you wanna shot a gun?」
一瞬耳を疑いましたが、聞き間違いではありませんでした。なんと、Erikが銃を持っているそうで、撃たしてくれんだとか... もちろん答えは「Yes」 翌日、銃を撃ちに行くことになりました。最高!
Erikの家でぶらぶら時間をつぶした後、一旦Erikと別れ、Prescott滞在中のお宿Airbnbに向かいました。Airbnbは民泊サイトで、現地の方の家(または部屋)に泊まることができます。(Googleで検索していただくとより詳しい情報が載っています。)ホストの方に言われた住所に到着。正直、友達から「Airbnb安いからいいよ」と言われていましたが、アメリカで民泊することに少々抵抗と恐怖がありました。ただ、結果的にはとてもよかったです。
今回お世話になった家には、裏口に僕の部屋用の扉があり、ホストの方が過ごしている部屋との間には鍵付きの扉がありました。シャワーは共用でしたが、トイレは宿泊者用で用意されていました。ホストの方はとてもやさしいおばあちゃんで、ゆっくり話してくれたので聞き取りやすかった!ホストの方や、宿泊する家によって異なるかとは思いますが、今回使ってみてよかったなと思いました。少し暗いですが部屋はこんな感じ!
無事宿にもたどり着け一安心。荷物を置いて、Jerome(ジェローム)という町に行くことにしました。車で約40分ほどで到着。とりあえず、写真をすべて見せます。
もともと炭鉱の町だそうで、山の中腹の斜面にありました。ジブリで出てきそうな町で、とてもいい雰囲気でした。ちなみに写真の車は実際に動いていましたよ(笑)この後、Erikとご飯に行く約束があったので、20分ほどしか滞在できませんでした(泣)すぐさまPrescottに戻りました。
Prescottに戻り、Erik Trevis 僕の三人で夕食です。この日はバー(Trevis曰く、ちょっと居酒屋)に行きました。名前は「The Barley Hound」3人ともビールを注文。
料理
左から、スパイシーチキン、野菜のベーコン巻き、エビソースとクラッカー、豚皮の揚げ物
どれもこれもおいしかったです!
Prescottは都会に比べてとても静かで、ゆったりした雰囲気。おいしいおつまみとお酒でいい時間を過ごせました。
食後、少し街をぶらぶらした後Airbnbに戻りました。Prescottのゆったりした感じ、好きだなぁ。おやすみなさい。
**2020/3/8**
覚えていますでしょうか。この日はそう、銃を撃つ日!!昼過ぎにErikの家に集合です。朝は時間があったため、宿泊している場所周辺を少し散歩しました。朝からの散歩は気持ちがいい!!
歩くのが好きなので、ぼーっと1時間くらい歩いていました(笑)
ぶらぶら歩いていると、Trevisから、「コストコに昼ご飯食べに行くか?」と提案が。ということでコストコにお昼ご飯を食べに行きました。おなかがすいていたのでピザとホットドッグを注文。
とても安かった!二つで500円以下だったと思います。ファストフードでも600~700円していたので、この大きさでこの価格は衝撃でした。日本でも同じ値段なのかな?今度行ってみたい!
コストコを一通りうろうろした後、もう一人の友人Chavisと合流し、Erikの家に向かいました。Erikの部屋につくと、Erikaが準備を始めてくれました。ボックスから取り出したのは本物の銃。それも7つ。
持ってみるとどれもとてもずっしりしていて、片手で持って移動するのはなかなかしんどいなと感じました。シュワルツネッガーすごい。
7つの中から3つと、ピストル一つを持っていきました。屋内射撃場のような場所で撃つと思っていたのですが全然違いました。ガタガタの道を進んで着いたのは、丘の一角。どうやら、このあたりが射撃可能エリアになっていて、その日に空いているスペースで射撃ができるようです。(無料です)
まずは乾杯
Beerとありますが、ビールではありません。このジュースは正直口に合わなかった... とても甘い。本当に甘いです(笑)残すのはもったいないので、ちびちびいただきました。
さぁ、準備は整った(整えてくださった。)撃とう。まず、Erikから銃の持ち方や打ち方を教えてもらいました。
絶対に人に向けるな!結局それが一番大事といわれました。
Erikに銃を渡されます。言われた通り、左手で銃を支え、右手の人差し指をトリガーに当てます。右肩を使って銃を安定させ、構えOk。安全バーを引き、恐る恐る右手人差し指で引き金を引きます。
「ドン!!」すごい衝撃でした。
初めてでほぼ直立の状態で立っていたこともあり、前足が少し浮きました。態勢を衝撃吸収仕様に変え、再度「ドン!!」なかなか的に当たりません。
計7発ほど打ったと思います。命中率は1/7。難しい。
肩に残る衝撃を感じながら休憩していると、Erikが別の銃を持って登場しました。かっこよすぎる。
めっちゃ当ててました(笑)さすが!といった感じ。やはり体格の大きな人が銃を撃つとかっこいいですねぇ。
大きな銃の他にピストルも撃たせてくれました。これはこれで別のむずかしさがありました。銃を撃つ時ほどの衝撃はないのですが、銃と違い、手の部分だけで衝撃をコントロールしなければなりません。弾が発射される瞬間に立つ上がるピストルをコントロールするのが難しかったです。これもあまり命中しませんでした。
最後の最後にせっかくだからと、別のタイプの銃も撃たせてくれました。この銃では3発ほど命中しました。すこし撃ちやすかったように思います。上機嫌。
残っていた甘いジュースを飲み干し、Erikの家に戻りました。この日はChavisが用事があったこともあり、早めに解散。
銃口を向けられた時の恐ろしさを身をもって体感できた一日でした。
と締めくくって安眠したかったところなんですが、トラブル!!
Airbnbから謎のメールが届きました。
まず、文章の意味がよく分かりません。VISAのカード所有者って僕だし、請求に対して不正と報告した覚えはありませんし、、、
この時、クレジット利用額が上限に達していて使えなくなっていたこともあり、そのせいで支払いが上手くいっていないのかなと思いました。「詳しく教えてくれ」と返信すると、早急に新しい支払方法を選択しない場合、アカウントの利用を制限するというメールが。もうこれ、詐欺ですよね(笑)念のため、クレジットカードの利用明細やAirbnb側から受け取っていた領収書などをチェックしましたが、支払いは行われていました。ホストの方に聞いてみても、ホストの方の口座にきちんと入金されていました。危なかったです。新しいカード情報を渡していたら詐欺にあっていたかもしれなかったです。このメールがAirbnbから送られてきたのか、どこかから情報がもれていたのかは分かりません。ただ、このクレジットカード番号の下四桁が書いてあったのでとても怖かったです。今回はトラブルにはなりませんでしたが、Airbnbを利用した詐欺はいくつか確認されているそうなのでご注意ください。(Airbnbが詐欺をしているわけではありません。)
**2020/3/9**
前日の夜はよくわからないメールに困惑しましたが、なんとか切り抜け、3/9。この日はPrescottで有名な観光地、「Thumb Butte」に行ってハイキングに行きました。
Airbnbの宿からずっと見えていた謎の岩山。ホストの方も、あそこのハイキングは綺麗な景色が見れるからいいよとおすすめしてくれました。
Chavisと二人で出発です。Trevisは、ハイキングは嫌いらしいので、来ませんでした(笑)
頑張って歩くか!と思ったら、案外20~30分ほどで一番高いところに到達しました。(岩山の上は危険なので登れません)複数ルートがあるかもしれないので行く方は調べていただいた方がいいと思います。
今回通ったコースは体力に自信のない方でも上ることができると思います。斜面が急なところがあるので注意してください。
Thumb Butteハイキングの後は、、、特に予定なし。
ということで早めに宿に戻りました。昼から何もしないのも暇なので、近くのジムに向かいました。プールやジムを使えて一日利用15ドルでした。悩みましたが、プールの用意はなかったのでやめました。しかし、筋肉は筋トレを求めていましたので近くの公園で筋トレ開始!
写真手前の遊具で腸腰筋を鍛えます。続いて、腕立て伏せ。手の幅を狭くすることで、大胸筋を中心に鍛えます。最後は腕、ベンチに手を置き、足を前に出します。その状態をキープしながら上下することで、上腕三頭筋と肩回りを鍛えます。
子供たちが芝生で遊んでいる横で、うぐぁうぐぁ言いながら筋トレする日本人。変な日本人のイメージを植え付けてしまったこと、心から反省いたします。
タダで筋トレができ、満足した僕は栄養補給がしたいと思い、スーパーに行きました。サンドイッチとリンゴとサラダを買って帰宅。アメリカのサラダはボリューム満点で満足感がありました。晩御飯にサンドイッチを食べ、早めに就寝しました。たまには予定がない日もあってもいい!ゆっくりできた一日でした。
**2020/3/10**
朝ご飯にリンゴを食べ、健康。と思いきや、あいにくの天気。
アメリカに来て初の雨でした。Antelope Canyonがどうなっているのか気になります(笑)大降りではなかったので、この日はTrevisとドライブがてらネバダに行きました。
キャニオン!といった感じの道を進み、町到着!が、駐車場が空いていない。。。Trevis曰く、このあたりはいつも観光客が多いそう。駐車場を探してもなかなか空いておらず、ようやく見つけたと思ったら、30分以内なら無料という謎ルール(笑)他に空いているところがなかったので、停めました。時間との戦い。トイレタイムだけは譲れなかったので、それだけ済まして観光スタート。
時間がなかったこともあり、あまり写真を撮れていませんでした。お土産ショップとレストランが多かったです。きちんと下調べをして、時間に余裕があればもう少ししっかり楽しめたかもしれません。少し後悔。桜咲いていてきれいでした!きっかり30分で車に戻り、ドライブ再開。
お腹がすいてきたので、イタリアンのレストランに行きました。インスタのストーリーを見てくださった方、覚えていらっしゃるでしょうか。あのパスタ?(笑)のお店です。
前日の晩御飯がサンドイッチだったため、絶対にパスタを食べてやる!という熱い思いとともに入店。チェーン店のようで、慣れた様子でスタッフの方に席へ案内されました。Trevisはお腹がすいていなかったようで、小さなグラタンを注文。僕は当然パスタ一択。ジェノベーゼ風のパスタか、カルボナーラで迷ったものの、ジェノベーゼ風を注文しました。なぜあの時カルボナーラにしなかったのだろう。。。
料理の前にサラダが来ました。
オリーブやクルトンが入っていて、食感も味も良かったです。続いて、お待ちかねのパスタ登場!!おいしそうなジェノベーゼ。
ここで、異変に気付きました。麺は確かに緑だ。ただ、何か違う。フォークで確かめる。一瞬止まった。そこにいたのはきゅうりだった。「 私は緑色の麺として育ってきました~」と言わんばかりの堂々とした様子。フォークで巻いてみます。巻けました。なんできゅうりが巻けるのか。食べます。暖かいきゅうり。味付けはおいしいのに、きゅうり。僕は諦めません。どこかに麺が隠れているはず。。。どこにもいませんでした。
前菜の冷たいサラダと、暖かいきゅうりのサラダ。スタッフは厨房で笑っていたに違いありません。「はは、あいつどんだけサラダたべるんだよ!」と。そっとしておいてくれ。
チキンが入っていたのでお腹は膨れましたし、味もおいしかったのでよかったです。
プラスで考えましょう。
皆さん、きゅうりをフォークで巻いた経験ありますか?
え?ないんですか?僕はありますよ!それも何回もね!!
関西人として、人に話すネタができてよかったです(笑)もう少しで、罪のないジェノベーゼまで嫌いになりそうでした。きゅうりにも罪はないのですが...
パン以外の炭水化物を食べるのは次回におあずけして、Prescottに戻りました。この日は活動開始が遅かったので、すでに夕方の5時ごろ。Chavisと合流して、ご飯を食べに行きました。
Trevis「何か食べたいものある?」
僕「(アメリカでパン以外の炭水化物が食べられるお店...) Tacos!」
Tacosのお店に行きました。
左から、豆のペースト、お米、肉の煮込み?料理
前回、KwanとTacosのお店に行ったとき、Kwanが食べていた肉の料理がおいしそうだったので、今回はそれを注文。
やはり米はおいしかった(泣)肉料理もご飯によく合う!!豆のペーストはお腹にたまる感覚が強くて、最後苦しかったですが完食!ありがとう稲作!
ご飯の後は、Trevisの提案で、お酒を飲みに行きました!
おなかいっぱいで苦しかったのに、プライドでIPAビールを注文しました。IPAは好みが分かれるといいますが、個人的には好きな味でした。少し苦みが強かったので、ビールが苦手な人は嫌いかもしれないです。お酒に弱い僕は1杯で真っ赤。恋愛の話なんかをしつつ3人で盛り上がりました。Prescottは人が少ないうえに、工学系の大学で女性がいないと嘆いていました(笑)お酒を飲んだ時にする話って万国共通なんですね。少し飲むお酒は最高で、この日もぐっすり眠れましたZZZ
**2020/3/11**
雨。天気予報によると、この後5日ぐらいは雨の予報でした。キャニオン系を訪れるのが少し遅れていたら見れなかったかと思うと、むしろこのタイミングでよかったなと思いましたね。
早くも、Prescottに滞在して4日ほど、ほとんどやることを考えていなかったにもかかわらず、とても充実した日々を送ることができていました。どれもこれも、Trevis Erik Chavisの3人のおかげ。ありがとう。ただ、一つだけ心残りがありました。それは初日に訪れたJerome。その後の予定のこともあり、20分ほどしか滞在できなかったので、もう一度行きたいと思っていたのです。わがまま承知で、Trevisにもう一度連れて行ってくれないか?とお願い。やさしいTrevisは「sure」と言って、連れて行ってくれました。この日はChavisも一緒!!
前日からの悪天候で、霧がかかり、前回訪れた時と全く違う景色になっていました。
Trevisの車はマニュアル車!こんな霧の中、しかも六甲山に上る道よりもうねうねな道を巧みな技術で運転してくれました。「頭文字D」みたいでした。見たことはありませんが。
事故にあうことなく無事2度目のJeromeに到着!!
店の裏にガイコツがばらまかれていました。ほかにも、昔実際に使っていた炭鉱用の道具も展示してあって、やはりいい雰囲気。雨ということもあってか、前日訪れたNebadaほど人は多くなく静かでした。Chavisが言うには、昔は炭鉱で栄えていたが、今は廃墟のようになってしまったため、ガイコツが有名だそうです。実際、ガイコツグッズを扱うお店もありました。
山の中腹に位置しているので霧が立ち込め、町の雰囲気をいっそう際立たせていました。わざわざ雨の日に行ってよかった!
Jeromeではお土産にピアスを買いました。あげた方、大切に使っていただけると幸いです(笑)
唯一の心残りも解消され、Prescottに戻りました。Prescottに来てもう4日。次の日にはTrevis Chavis Erikとお別れ...
少し離れたところにある空港まで行かなくてはならなかったので早めに解散して、荷造りをし、おとなしく就寝しました。
**2020/3/12**
朝4:00起床。5:00にErikが迎えに来てくれるということだったので、少しだけ部屋をきれいにしました。「来た時よりも美しく」
ホストの方に直接あいさつできなかったので、スーパーで買った少し高いジンジャーエール、ドライマンゴーとお礼の手紙を置いて、さようなら。今思えば、現金の方がよかったかもしれません。チップの文化ということを完全に忘れてました(笑)
Erikの車に乗り、Phoenix Sky Harbor 空港へ向かいました。Trevisも飛行機に乗る予定があったため、一緒に向かいました。
空港到着。
まずはTrevisとさようなら。がっちりめの握手をしました。彼がいなかったら、毎日筋トレだけする日々を送っていたかもしれません。いろんなところに連れて行ってくれてありがとう!英語で話しかけるとき、とてもゆっくり話してくれて、本当にありがとう(泣)また日本に来るそうなので、その時は全力で力を貸して恩返ししたい。Coronaが落ちついたら必ず来てくれ!!
彼は空港へ入っていきました。
続いてはErikとさようなら。まさかPrescottに来て銃が撃てるとは思ってなかった!大阪で初めて会った時は、話すスピードが速すぎて本当に何言ってるかわからんかったけど、今回はゆっくりめに話してくれてありがとう(笑)あと、銃を持つ姿がかっこよすぎた!もしもゾンビが現れた時思い浮かべるのは、銃を持ったErikの後ろ姿だと思う。Trevis同様、日本に来た時は、連絡待ってますよ!
Erikともさようなら。。。
あぁ、アメリカに来て初の一人。いろんな人に助けてもらった2週間の経験を踏まえ、頑張るしかない!
待っていろよSeattle!!!
第二章 完
第三章 完全一人旅
**2020/3/12**
飛行機に乗るのはもうだいぶ慣れました。チェックインや受託手荷物など、特に悩むことなく完了。Boeing 737-800に乗ってSeattleへ。
ーーーーーーーー ✈ ーーーーーーーー
Seattle Tacoma空港に着きました。空港からホステルのあるエリアまでは電車で移動です。
電車に揺られること、約30分。ホステルのあるインターナショナルディストリクトに着きました。
駅を出ると、すぐに大きな門がお出迎え!ホステルの場所は徒歩3分ぐらいでとても近かったです。ホテルにチェックインし、荷物を整理。すでに午後の4:00。晩御飯を探すがてら、少し街をぶらぶらすることにしました。
一人でてくてく歩きます。15分。20分。先ほどからなんだか違和感を感じます。気にせずに歩きます。やはり違和感。ぼーっと一人で1時間ほど散歩し、ホステルの近くの中華料理屋でご飯を食べました。
やさしい味のヌードルと、少しピリ辛な餃子。パン以外の食べ物。幸せを感じました。少し暗くなってきたので、ホステルに戻りました。
しかし、歩いているときに感じた違和感はなんなのだろう。何となく暗い。町全体がどんよりしているようでどこか張りつめている感じ。
少し疲れていたので、早めに眠りました。
とまぁ、Seattleの一日目について書いたわけですが、先に言いますと、Seattleでの滞在は正直しんどかったです。
まず、上にも書いたように町の雰囲気が全く違う。Prescottの和やかな感じになれてしまったせいか、人が多い、少し汚いそしてなぜか暗いという町を見て、少し気を引き締めました。(失礼な言い方になってしまいましたが、分かりやすく伝えるためにあえてこういう表現を使いました)また、Seattleはマリファナの利用が合法の地域。麻薬は危険だからと、触れることから遠ざけられてきた無知の僕にとっては聞くだけで少し怖かったです。実際、わけのわからないことを叫んでいる人がかなりたくさんいました。(ここで、アメリカ人は日本人よりも麻薬についての知識を持っているといわれています。また、麻薬をあえて合法にして国が管理することで、ギャングがらみの犯罪を防ぐなどの狙いがあるそうです)あと、Coronaの影響で、シアトル観光で唯一事前計画していた「Boeing Factory Tour」が中止になったこと。おまけにFuture Of Flightという施設も閉鎖。この時点でだいぶと落ち込んでいました。メインイベントだったのに。。。そして最も僕のメンタルを崩壊しようと試みてきたのは、あのウイルス。そうです、Corona。Seattleはアメリカで初の死者が出たエリアでした。アメリカに来て約2週間。Coronaはすでにアメリカでも猛威を振るい始めていました。そして、Seattleに限って相部屋。。。どこで心を落ち着かせればよいのか。
**2020/3/13**
僕が滞在したホステルは朝食付きだったので、朝からしっかり食べました!Coronaや町の雰囲気などは僕のメンタルを痛めつけてきていましたが、せっかくのアメリカ旅です。楽しまなければもったいない!ということでできるだけ人込みを避け、町をぶらぶらすることにしました。雨。雨。ただ、僕は先輩から聞いていたのです。「アメリカの雨は日本ほど粒が大きくない。少しの雨ならアメリカ人は傘ささないよ。」この日の雨はまさにそれだと思い、傘を持たずに外出。まずはスタジアム!
続いては、隣にあったCENTURYLINK FIELD。
アメフトやいろんなイベントの会場に使われるそうです。真正面からの姿、かっこいい!!
また、特に行く当てもなくぶらぶらしていると、何やらGardenが。
入場無料だったので、入ってみました。中に入ると静かで落ち着きました。町を歩いていると、ホームレスがたくさんいますし、薬中っぽい人の集まりもしょっちゅう目にします。この庭はそういったものを忘れさせてくれる空間でした。
滝に癒されるのはよかったのですが、僕自身、雨でべしょ濡れでした。なんで傘を持ってこなかったのか自分でも不思議でした。いったんホステルに戻りました。
さぁ、この後どうしましょう。デートだったら女の子に嫌われそうなこの状況。Google先生に頼りました。Googleさんによると、Gold Rushに関する資料館が近くにあるとのこと。しかも無料で!これは行くしかありませんね。
時間があったので、長い時間見てしまいました(笑)撮影してもよいのかわからなかったので、写真はありません。すいません。館内には、Gold Rush時に生きていた人々の人生や、当時使われていた器具、食料品、服装などが展示されていました。少しだけホラーでした。というのも、地下にも展示があったんです。階段を下りて薄暗い中一人で見学していると、突然赤ちゃんの泣き声が(笑)
人が通過したのを感知して自動で始まる音声でした。赤ちゃんの声から始まる、当時の現場の人々の話声の再現音声のようでした。それにしても、あの薄暗い空間で突然の赤ちゃんの泣き声はびっくりしましたよ(笑)
じっくりゆっくり見学したことで、資料館を出るとすでに夕方でした。おなかがすいたので、ホステルの近くの日系スーパー「Uwajimaya」に行きました。4軒ほどからなる小さなフードコートのような場所と、スーパーがありました。
ホステルで料理するほどの元気はなかったので、フードコートで持ち帰りをしました。
ピラフとチャーハンの中間のようなご飯と、インゲン豆と鶏肉の炒め物を注文しました。日系スーパーだけあってか、日本人の口にとても会う味付けでした。ボリュームも満点で、大満足でした。
ご飯を食べ終え、何気なくDelta航空のアプリでフライトを確認しようと開いてみると、何やら注意書きが。読んでみると、Coronaの影響を考慮して、フライトの日程変更などが無料でできるという内容でした。(キャンセルを選んだ場合、Delta航空の別の便(制限あり)を後日タダで利用できるといった内容だったと思います)
もともとの旅計画では、Seattleには3/22まで滞在する予定でした。Boeing tour に行ったり、スノボに行ったりしてみようと思っていましたが、Coronaのせいですべて「やるべきではないこと」になってました。そして最も心配していたことは、日本に帰れなくなること。たとえCoronaに感染していなくとも、いつ出国規制や入国規制が出てもおかしくない状況。Delta航空からのお知らせは、神である新垣結衣様のお告げととらえ、日程変更して早めに帰ることを決意しました。
Seattle~Los AngelesとLos Angeles~羽田のフライト日程変更とホテル(フライトが早朝だったため前泊用)の日程変更をしました。結果、日程変更による料金は発生しませんでした。ほんとによかった。Seattle発便を16日に変更できました!!
早く帰ることができると分かると、少し気持ちが楽になりました。リラックスしてゆっくり眠ることができました。
**2020/3/14**
前日、フライト変更をしたことで、この日がSeattleを観光できる最後の日になってしまいました。ということで、歩いてめぐることができる場所をバシバシ攻略していきました。
まずは、海岸
海沿いの道は整備されおり、観光地といった印象を受ける明るい雰囲気でした。
おっ、水族館を発見しました。
が、当然のことながらCoronaが理由で閉館中。。。
落ち込んでる暇はありません。海沿いの道を進み、一つ目の目的地「Pike Place
Market」に到着しました。
写真から見せましょう。
触ると金運アップになるといわれている金の豚ちゃんにタッチしてうろうろをスタートしました。Marketの中はMarketという感じ。お土産屋さんやレストランがありました。事前調査が足りず、Pike Place Marketをめぐり切ることができなかったのかもしれませんでしたが、思っていたほどお目当てのものはなかったです。外国の方は、おしゃれなブーケを買ったりしていました。クラムチャウダーのお店が人気のようです。(日本に帰ってきてから知りました(笑))
どんどん行きます。続いては、Starbucksの一号店。ここは事前にリサーチしていました。よし、到着。。。
いや、並びすぎでした。近くにたくさんスターバックスがあるのに、こんなに並ぶんだと驚きでした。熱心なStarbucksファンではないので、あっさり入店を諦めました。というのも、もう少し移動したところに「Starbucks Reserve Seattle」というところがあるというのを調べていました。Seattle限定のグッズもそこには売っているとのことだったので、そちらへ行きました。
Starbucks Reserveに向かう途中、アウトドアファンなら見逃せない「Columbia」のお店を発見したので、入店。
Columbiaに関しては、日本のショップとそれほど変わらなかったように思います。
再び歩きます。
歩くこと20分。到着!
これまたおしゃれな!博物館かい?中に入ってみると、もう一度言いたくなりました。博物館かい?
もうカフェではありませんね(笑)建物の中に、焙煎する機械が置いてあり、なんと焙煎したてのコーヒーを試飲できるんです。入口にはグッズが売ってあり、お土産選びに最高でした。ここでは、Seattleの名が入ったタンブラーをお土産に買いました。店を出ようかなと思いましたが、せっかく来たので、頑張って注文しました。
なんで足が写ってしまっているのでしょう。全然映えません。
そんなことは置いておいて、本日のコーヒーとチョコケーキを注文しました。コーヒーを一口。濃い。芳醇な香りが口の中に...のような感想を言えればいいのですが、素人の僕はコーヒーの味だという感想で終わってしまいました。チョコケーキを一口。これは味の感想言えますよ。チョコが濃いんだけれども、苦くはなくとてもおいしかった。Kwanとケーキを食べた時のナポレオン君のような目にあわせないためにも、丁寧に最後までいただきました!
Coronaで大変な中、徒歩で行くことができる場所はほとんど訪れることができたと思います。Starbucksのお土産も買うことができて目的達成。最後に少しだけホステル近くの「神戸テラス」という庭?に行ってみようと思い、歩き始めました。元来た道を戻り、ホステル近くまで来た時、体に異変が。しんどい。力が出ない。。。そして、冷や汗をかき始めました。何とかホステルまで戻り、すぐにベットに横になりました。最悪のシナリオが脳裏をかすめます。ここからは当時の僕の心の声を書かせていただきます。
帰れないかもしれない。同じ部屋の人にうつしたらどうしよう。正直に言った方がいいのか、、、Corona、、、寒気がする。おまけに手足の先が氷のように冷たい。眠ってしまおう。だめだ、動悸がして眠れない。アメリカやめとけばよかったか、、、
「Corona 初期症状」「Corona 寒気」調べても調べても分からない。いつもの感じからしてインフルエンザではない。なんなんだ。
ただ、この倦怠感、動悸、覚えがある。なんだろう、、、
コーヒー、コーヒー、、カフェイン、、、
「カフェイン 摂りすぎ」
症状:倦怠感 頭痛 寒気 吐き気 、、、
和らげる方法:水を飲む
すぐに横に置いておいた水をがぶ飲みしました。しばらくすると、すさまじい尿意。
結局約1時間の間に5回ぐらいナイアガラの滝でした。やばかった(泣)相部屋だし、Corona流行ってるし、本当に怖かったです。半そで上下の上にジャージ上下を着て、毛布までかぶっているのにとても寒いっておかしすぎでした(笑)
5回のナイアガラの後、調べてみるとカフェインを短時間にとりすぎると、倦怠感、頭痛や吐き気といった症状が出るそうです。[僕がカフェインに弱い体質だったこと] [スタバの本日のコーヒーはほかに比べて濃いものが多く、量も多かったこと] [チョコケーキも食べていたこと] が原因でこのような症状が出たようです。
安心すると、一気にお腹がすいてきました。ただ少し恐怖はあったので、胃にやさしいうどんを作ろうと、Uwajimayaへ。
ありました。少し欲張ってカニ風味を購入。ホステルのキッチンで作っていざ実食!
一口食べる「...」二口食べる「...」三口目は食べずに一旦フォークを置く。箸を探しに行く。ではなくて、正直、あまりおいしくなかった。アメリカ人向けなのか、カニ風味を選ぶという欲張りな僕への制裁なのか。独特の味でした。
髭団「たった一つ、確かなことがあるとするのならば~ カニではなかった~!」
ここはアメリカ。アメリカ人向けの味の料理に文句を言うこと自体おかしなこと。きちんとすべて完食しました!
次の日はフライトに向けて空港近くのホテルで前泊するため、この日はSeattleの観光地で過ごす最後の日でしたが、早く帰りたいとしか思っていませんでした。Seattleよ、お互い万全の状態でまた会おう!
おやすみなさい。
**2020/3/15**
誕生日。僕の誕生日。日本は時差があるので、前日からこの日にかけて、数少ない友人たちからの誕生日おめでとうメールをいただきました。あれは本当に力が出た!ありがとうございました(泣)
この日は特に予定はなく、前泊用のホテルのチェックイン時間に合うように移動するのみ。ホステルの朝食を食べ、置いてあったハリーポッターの英語版の本を5行ほど読み進めて、静かに閉じ。ハプニング動画集のテレビ番組を真顔で見続け、午後1:00ホステルを出ました。このホステル、日本に早く帰るためにチェックアウトを早めたいと申し出ると、滞在しなかった分の料金を返してくれました!結果、日程変更でお金が戻ってくるといううれしい結末に。よかった。
来た時と同じ電車に乗り、空港駅へ到着。無事チェックインをして、しばらく一人部屋の安心感に浸りました。次の日は朝の4:30に空港にいなくてはいけませんでした。昼間に寝て、夜は寝ない戦法でいきました。
**2020/3/16**
朝3:00小腹がすいたので、お菓子
朝3:40空港へ向けて出発。
前日空港からホテルまで歩いた時、10分ほどだったので余裕の時間。
が、最後の最後にまたしてもトラブル!
空港からホテルに行くときに、歩道橋を渡ったんです。その歩道橋がなんと、閉ざされていました。大きな道を挟んで、一段上に位置する空港には歩道橋無しではたどり着けませんでした。焦ります。キャリーケースを持っているので走れません。いろいろ考えた結果。解決方法を見つけました。名付けて
「まだ40分あるんだ。車が通る道をひたすら歩こう作戦!」
歩いていいのかわからない道をひたすら歩きます。歩道がなくても、高速道路のような作りの道でもお構いなしに歩きます。
歩いていると発見「Airport Parking」の看板。歩いてParkingに行けば確実に空港にたどり着けるのです。本当に40分歩いて空港到着。車の道を歩くという斬新なアイデア!天才!と思っていると、僕の横を一台のバスが,,, バスに乗るのが最適解だったようです。やはり凡人でした。
何はともあれ、寝坊無しでSeattle Tacoma空港到着。マクドナルドを食べて回復!Boeing 737-900に乗ってLos Angelesへ!
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Los Angeles空港到着。機内で、水のカップを持ったまま口を開けて眠る僕を見てCAさんが笑っていた記憶があるようなないような、、、しっかり寝ることができました。出国手続きを終え、羽田空港行きの出発ロビーまで来ると日本人もちらほら。やはり日本の女性は美しい!!
Boeing 777-200ERに乗ってようやく東京へ!後は座っているだけと考えると本当に幸な気持ち。
帰りの便でも、ウェルカムドリンクのピーチベリーニをいただけました!美味!
機内食は、エビとハリッサ風味、鮭の味噌焼きを注文。久しぶりの白米は本当に幸せでした。デザートはハーゲンダッツではなく、ベン&ジェリーズアイスクリームというアイス。クッキークリーム味で、これもおいしかった!!
おやつにチョコクッキーもいただきました。このクッキー、ただのクッキーではありません。あったかいんだから~~。
行きの便と同様、着陸前にサンドイッチとフルーツが提供されました。サンドイッチは卵とスイスチーズのイングリッシュマフィンでした。やはり飛行機は幸せ。前のフライトで寝たこともあって、あまり寝れなかったので、映画を2本ほど見ることができました。「ジュマンジ」という映画をみれてよかった!!
**2020/3/17**
約11時間のフライトの末、日本到着!!!
幸せすぎました。日本語!日本人!日本の女性!
何度でも言います。日本の女性は美しい!
この時はまだ、厳しいCorona検査などはなく、いつも通り入国できました。
Wifiを返し、最後はANAさんに関西に連れて帰ってもらいました。
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日本に着いた安心感からか、離陸を覚えていないほど爆睡していました。疲れた、、、
日本食、日本食、日本食。疲れていたので、あまりがっつりしたものは無理だなと思い、選んだのがこれ!
カモなんば!!もしくはカモなんばん!!どっちでも構わない!カモの入ったそば!
ほんとにほんとにほんとにおいしかった。
写真を見ただけでもおなかすいてきた。。。
このやさしい味、日本に生まれてよかったなと感じました。ゆっくりじっくり味わって完食。あぁ、アメリカ旅が終わったのか...
午後9:00 自宅のカギを開ける。誰かが言った、「旅が楽しいのは、帰る家があるからだ」という言葉。玄関の扉を開けた時、分かった気がした。
完